2012年4月7日土曜日

かみしばい学校

紙芝居文化推進協議会が主催する21世紀かみしばい学校へ行った。一昨年、図書館でチラシを見たときに何となく魅かれるものがあって、昨年は断念したので今回は念願の参加。

会場には150人ぐらいの人がいて北海道や関西の来場も。年齢層は私の両親ぐらい。実際にかみしばいを作っている人、子供達や介護の現場で紙芝居を演じている人が多いみたいだった。

午前の部は画家で紙芝居作家の渡辺亨子さん(76歳)の講演。かみしばいとの出会い、いきもの、自然保護、戦争のことなど伝えていきたい題材のこと...念入りな取材や絵のお話などかみしばいを作る過程を聞くとかみしばいの見方が変わる。
最近では紙芝居はお年寄りに向けて読まれることも多いらしく「子供向けではなく大人向けの紙芝居も作って」という要望を受けて作られたという「落語 三方一両損」を渡辺さんご自身が演じて下さった。江戸出身のべらんめい口調が生きていて会場中を魅了。この紙芝居、欲しかったの即完売...

そして午後は紙芝居ライブ。演者は菊池好江さん、野間成之さん。
菊池さんは
ひまわりパンツ
まだかな?おかあさん
やせためんどりときつね
おかあさんのうた

野間さん(のまりん)は
まんまるまんな たんたかたん
さぎとり
わにがめんどりをたべないわけ
おどるドラゴン
かめのえんそく

いやぁ、紙芝居がこんなに楽しく面白いものとは!!菊池さんの七色の声、のまりんのパフォーマンス。紙しばいというだけあって、絵本の朗読とはまた違って、演じるんだなということの発見だった。娘が好きで紙芝居は時々図書館でも借りるが、娘が選ぶのはアンパンマンだし、他のも教育的というか「よい子のみなさん!」的な内容の物も多くいまいちだな、と感じていた部分もあったけれど、今回聞いたのはどれも楽しい、深い、愉快!紙芝居業界の現状には「片・少・貧」という問題があるというお話もあったけれど、がんばって欲しい。私ハマってみようかな。



おかあさんのうた

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