2010年11月11日木曜日

破裂する母

妊娠も中期に入ってくると理想のお産のイメージを描いて下さい、と言われる。理想と言えばそりゃほかほかと温かい陽だまりの中で溢れるほどの幸せな気分に包まれてふわふわの赤ちゃんを頬ずりする...というようなものだけど、最近私が想像してしまう図はこんな感じ。
妊娠初期からお腹の膨らみ方が早くて、おへその辺りからずんずんすごい勢いで大きくなっている。今はもうはち切れんばかり。おへそから生まれるんじゃないかと思ってしまうのだ。

イソップ物語に「うしとかえる」という話があってかえるのおかあさんが家に帰ると子供が一人いないので、他の子供たちに聞くと、うしがやってきて踏んだという。子供に「これぐらいの大きさかい?」と尋ねながらどんどんからだを膨らませて最後にはこのおかあさんがえるは破裂してしまうのだ。
イソップには「きこりとおの」とか「きたかぜとたいよう」とかちょっと教訓のある話が多いが、これは何を言わんとしてるのだろう...と思う。母蛙、みじめ過ぎる...

それでもこの話も想像してしまう私の妊娠中期なのです。

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