2012年11月2日金曜日

離れた分だけ愛おしい

6月から夏休みを除いて今日まで全16回の子育て親育て支援講座が終わった。最終日の今日は講座を終えて、全員一言ずつ感想を述べた。
受講したきっかけに実は自分の子供と少し離れたいと思い、保育付きの講座が魅力で応募しました、と話す人が数名いた。また、出産する前は子供に関わる仕事をしていたので、自分は子育ては簡単にできると思っていたら実際は全然出来なかった、そしてそのことを公園で他のママに話したら「あなたがそんな風に話してくれて、私は心が軽くなった。私も大変なの。」と言われたことがあり、自分の経験を話すだけでも子育て支援になるんだなと感じたことがあるという人もいた。
そして、私達の親ぐらいの世代の人は
「若いママたちに言いたいのは、子供を預けて自分の時間を過ごすことに後ろめたさを感じないで欲しい。お母さんがすっきり軽やかになって帰ってきた気持ちは家族に伝染するんです。私自身3人の子供を育ててきた経験からアドバイスさせて頂きます。」と。

ほろっときてしまった。子育てってほんと大変に感じてしまう時がある。そんなときって自分の周りは出来ているのにどうして私は出来ないんだろう、とか育児出来ないなんて恥ずかしいことなんじゃないだろうかとか、思ってしまって、なかなか人には言えなかったりする。でも、正直な気持ちを話して、共有してもらうだけで、ずっとラクになる。少し子供と離れてみるだけでも、こんなに愛おしい存在だったんだな、と思える。

いつもは、講座が終わると保育してもらっている部屋に子供を迎えにいく。最終日の今日は終わる時間に保育ボランティアさんたちが子供達を連れてきてくださった。みんな手には色とりどりの風船を携えて。な、なになにこの演出!(笑)。
感動や気付きをたくさんもらった4ヶ月だった。

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