2010年12月3日金曜日

お伽草子

清水義範著の猿蟹合戦とは何か(国語入試問題必勝法の中の一遍)を読んでいたら、太宰治のお伽草子のことが書いてあり、無性に読みたくなった。
太宰治が独自の解釈で調理されているのは瘤取りじいさん、浦島太郎、カチカチ山、舌切雀。太宰治が昔話でこんなことしてたなんて知らなかったな。
友達が以前に話してくれたことを思い出した。彼女が受けたセミナーで例えば「眠り姫」の話を思い出して書いてみてください、と言われ書いたものを発表すると人それぞれ思い出す部分が違い、それがその人の心理状態や大切にしているものが現れたりするという。お伽草子を読んでいたら、なんだか太宰治に関しても少し親近感が湧いた感じがした。

息子に毎晩1つずつ昔ばなし212話を読んでいる。こうして読んでみると日本の昔ばなしっておじいさんとおばあさんが出てきて、いろんな形の赤ちゃんが生まれてその赤ん坊が鬼退治や親孝行をしたり、または○○長者という話がほとんど。ゼロから話を作るのは難しいけど、これらの話に勝手に肉付けしたら面白いことになるかもしれない。
息子は日本内緒ばなし読んで~と文字って口にしてみては喜んでいる。それもまた面白そうだ。

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