2010年12月10日金曜日

抱っこ法

抱っこ法のお話会が助産院のサークルでひらかれた。1年半ぐらい前に一度抱っこ法の話を聞いたことがあった。子供の行動の裏側の気持ちを考え、子供を受け入れる。そんな風に理解していて、しばらくはなるべく大きく包み込むことを心掛けたものの、自分がいっぱいいっぱいになっては私が爆発するということを繰り返していた。最近では「これが私の生きる道~♪」という変な自信がついてしまった私は感情の赴くまま叱っていることもある。これはちょっと行き過ぎかな、という思いもあって、もう一度抱っこ法についてちゃんと話を聞こうと参加した。

抱っこ法とは子供とおとなが心を通わせながらともに成長していくための考え方と手だて。心を抱きしめるための方法。

抱っこ法ではロールプレーイングをよくする。ペアになって親と子を演じる。これが結構照れくさいし、一緒にいる子供も自分のママがいじめられていいるのではないか!と誤解して睨んできたりびっくりしたような顔をしたりするので複雑な気分にもなるのだけど、ただ話を聞くのと実際に演じてみて感じるのとは全然違う。
私は子供相手にめんどくさくなってきて、「もういい!知らない!」と突き放してしまうこともよくあるのだけど、これをされると無理強いされるよりさらに寂しく悲しい。あとスキンシップは心を溶かす、ということ。反抗しているときの頑なになりがちな気持ちの力がふっと抜ける。子供は親とコミュニケーションをとりたい。相手にしてほしい。導いてほしい、と思っている。そして、抱っこ法は子供の全てを受け入れなさいということではなく、こんな風に子供は感じているということに気付くことによって子供も親も上手に甘え、自分を出しながら成長していけたらいい、ということなのだろう。
痛みを知ると他人にも優しくできるようになることと同じかな。まずは「もう知らない!」は言わないようにしよう。そしてもっと手を添えてみよう。

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